世界大百科事典(旧版)内のブランケット(核融合炉)の言及
【核融合炉】より
…しかし実用炉としての研究開発はその時点を出発点として本格化されていくものであって,以後のプラズマ研究としては第一に点火条件の達成が目標とされる。また,炉工学研究としてトリチウム増殖機能を有するブランケットの研究開発,大型超電導磁石の開発,炉の分解・修理法の確立等,が必要となり,実用的な炉を実現するには長期間にわたる巨額の研究投資が必要とされる。このようなわけで,実用炉としての全機能を備えた原型炉が完成されるのは早くて21世紀の初頭になるものと予想されている。…
※「ブランケット(核融合炉)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」