ブレーズ,W.(読み)ぶれーず

世界大百科事典(旧版)内のブレーズ,W.の言及

【書誌学】より

…それはC.ダーウィンの生物進化論の形成と無関係でない。近世書誌学の父といわれるブレーズWilliam Blades(1824‐90)が,主著《カクストンの生涯と印刷術》の中で採用した研究方法を,近世書誌学の母と仰がれるブラッドショーHenry Bradshaw(1831‐86)は〈博物学的方法〉と評した。そのブラッドショーは友人にあてた手紙の中で〈得られた事実を厳密に配列して明白な立場を保たせ,事実にそれみずからを語らせるのが私の方法である〉と述べたが,これは明らかにダーウィン的方法論である。…

【古本】より

…やがてノディエ,ナポレオン,ディブディンT.F.Dibdin,ニュートンA.E.Newton,ラングA.Langらの愛書家(愛書趣味)が生まれ,古書を収集する趣味が流行するようになった。またブレーズW.Bladesのように古書を人類の知的遺産とみなし,これを保存するのは後続世代の義務だとする主張も現れ,古書の価値が広く認識されるようになった。
[日本]
 江戸中期の川柳に〈目明き千人まっている古本屋〉(《柳多留》)などの句が散見されるように,当時すでに古本の需要があり,また古本屋も存在した。…

※「ブレーズ,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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