ヘイワース,R.(読み)へいわーす

世界大百科事典(旧版)内のヘイワース,R.の言及

【コロムビア映画[会社]】より

…とくに30年代はアカデミー賞主要5部門(作品,主演男優,主演女優,監督,脚本)を独占した《或る夜の出来事》(1934)をはじめ,《オペラ・ハット》(1936),《我が家の楽園》(1938),《スミス都へ行く》(1939)等々,フランク・キャプラ監督の人情喜劇のヒットによって,発展。40年代はもっぱら〈赤毛のリタ〉と呼ばれてGIの人気ピンナップ・ガールであったリタ・ヘイワース主演の映画(《血と砂》1941,《カバーガール》1944,《ギルダ》1946,等々)とB級映画(《幽霊紐育を歩く》1941,《ジョルスン物語》1946,等々)を売って成功。1948年5月,新しい独占禁止法によって各映画会社は興行部門を切り離されて打撃を受けたが,逆に,劇場網をもたないコロムビアは危機をまぬがれた。…

【ホークス】より

… 喜劇《無花果の葉》(1926),《赤ちゃん教育》(1938),ギャング映画《暗黒街の顔役》(1932),航空映画《暁の偵察》(1930),《コンドル》(1939),戦争映画《今日限りの命》(1933),《ヨーク軍曹》(1941),ハードボイルド映画《三つ数えろ》(1946),西部劇《赤い河》(1948),《リオ・ブラボー》(1959),猛獣狩りの冒険映画《ハタリ!》(1962)等々,その作品は多彩なジャンルにわたるが,奇をてらわずにカメラを駆使する熟達のストーリー・テラーとして定評がある。また〈男性アクション映画〉の巨匠といわれながら,《コンドル》ではリタ・ヘイワース,《脱出》(1944)ではローレン・バコール,《ピラミッド》(1955)ではジョーン・コリンズ,《リオ・ブラボー》ではアンジー・ディキンソンをスターにした〈女優づくりの名匠〉でもある。不遇だったころの作家ウィリアム・フォークナーをハリウッドに脚本家として招きいれ,《栄光への道》(1936),《脱出》《三つ数えろ》《ピラミッド》の脚本を書かせたことでも知られる(フォークナーはそのほかにも脚本を書いているが,その名まえがクレジットされているのは,ホークスの4作品だけである)。…

※「ヘイワース,R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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