ヘナウケ(読み)へなうけ

世界大百科事典(旧版)内のヘナウケの言及

【ヘナウケの戦】より

…1643年(寛永20),西蝦夷地セタナイ(現,北海道瀬棚郡)―シマコマキ(島牧郡)地域のアイヌ民族が反松前藩の行動に立ちあがった,近世におけるアイヌ民族の最初の戦い。ヘナウケはアイヌの首長名。戦いの具体的な経緯は不明な点が多いが,〈《福山秘府》〉などの松前藩側の年代記類に記された記事から知りうることは,同年春,セタナイを拠点にアイヌの首長ヘナウケを先頭にした大規模なアイヌ民族の蜂起をみたこと,そのため松前藩は,いち早く蠣崎利広ほかの重臣を指揮官とした鎮圧隊を派遣し,5月ごろには鎮圧されるに至ったことなどである。…

※「ヘナウケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android