ベルティヨン式人体測定法(読み)べるてぃよんしきじんたいそくていほう

世界大百科事典(旧版)内のベルティヨン式人体測定法の言及

【個人識別】より

…ある特定個人の生前写真を見ないで,もっぱら統計値だけに従って肉づけし,出来上がってから生前写真と比較したり,遺族等に見せて個人識別を行う。1879年にフランスの犯罪学者ベルティヨンAlphonse Bertillon(1853‐1914)が考案したベルティヨン式人体測定法Bertillonageは人体の一定の部位すなわち身長,指極(両手を水平に伸ばしたときの指先から他の指先までの距離),座高,頭長,頭幅,右耳長,頰幅,左足長,左手中指長,左手小指長,左前腕長の11ヵ所について測定を行って,これらをそれぞれ大中小の3種に分けて各人を区分しようとするものである。しかし,指紋法の発達した今日では,そのままの形では用いられなくなった。…

※「ベルティヨン式人体測定法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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