ベートマン・トゥ・フェ(読み)べーとまんとぅふぇ

世界大百科事典(旧版)内のベートマン・トゥ・フェの言及

【既製服】より

…優れた大学専門課程などもあって,機能的なアメリカン・スタイル,ニューヨーク・ファッションは国際的評価が高い。フランスの場合,第2次大戦以前にもコンフェクシヨン・トゥ・フェconfection tout fait(女),ベートマン・トゥ・フェvêtement tout fait(男)と呼ぶ既製服が生産されていたが,おしゃれ意識の高いパリなどでは比較的買いやすいプチ・クチュール(小さな洋裁店)でオート・クチュール風の服をあつらえる人が多かった。しかし1950年代に入ると,オート・クチュールが作品の大衆化をはかってプレタポルテprêt‐à‐porter(〈着る用意ができた〉の意)の生産を始めたため,既製服化率は急上昇し,現在は全体の90%をこえる。…

※「ベートマン・トゥ・フェ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」