ペリクル(読み)ぺりくる

世界大百科事典(旧版)内のペリクルの言及

【原子核乾板】より

…飛跡を正確にとらえるために,乳剤(原子核乳剤という)はハロゲン化銀粒子が0.1~0.5μmと小さく,かぶりが少なく,かつ粒子密度がきわめて高い。乳剤の膜厚は50~600μmで,厚いものでは支持体を使わずに乳剤膜だけ(ペリクルと呼ばれる)で用いられる場合もある。乳剤膜厚が厚い場合には全体を均一に現像するために,低温で現像液を浸透させておいてから徐々に温度を上げて反応させる温度現像法が使われる。…

※「ペリクル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」