ホーラー(読み)ほーらー

世界大百科事典(旧版)内のホーラーの言及

【インド数学】より

… 古典期の数学知識は,主としてガニタ(算学)と呼ばれる分野に結実した。伝統的に,ガニタはホーラー(ホロスコープを用いる占星術)およびサンヒター(吉凶占いの集成)と共に星学(ジョーティヒシャーストラ)を形成する。他方,ガニタは狭い意味でのガニタ(数学)と数理天文(暦法)学に分かれるが,シッダーンタと呼ばれるおもだった天文学書は何章かを数学にあてるのが普通である。…

【占星術】より

ヘルメス思想【大沼 忠弘】【村上 陽一郎】
【インド】
 インドの占星術は〈ジョーティシャjyotiṣa〉と呼ばれるより広い学問分野に含まれる。この分野はバラーハミヒラによると,(1)タントラtantra,(2)サンヒターsaṃhitā,(3)ホーラーhorāの三つの部門からなっている。これらのうち(1)は数理天文学に相当し,残り二つが広い意味での占星術である。…

※「ホーラー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」