世界大百科事典(旧版)内のボイラー効率の言及
【ボイラー】より
…これらに加えて,蒸気を飽和温度以上に過熱するための過熱器,再熱サイクルとなっている蒸気原動所の場合に必要な再熱器,燃焼ガスの余熱を利用して給水や燃焼装置に送る空気を予熱する節炭器(エコノマイザー)や空気予熱器,さらに,通風装置,給水装置,環境対策のための排ガス処理装置などが設けられている。 ボイラーの性能を代表するのは,供給された燃料が完全燃焼するとき発生する総熱量に対して,有効に水側に伝えられ蒸気を作り出すために使われた熱量の占める割合であって,この値をボイラー効率という。ボイラー効率は小型ボイラーでは50%程度の低い値のものもあるが,大型ボイラーでは90%に達する。…
※「ボイラー効率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」