マイクロシステム(読み)まいくろしすてむ

世界大百科事典(旧版)内のマイクロシステムの言及

【マイクロフィルム】より

…普仏戦争の際に用いられたのが最初といわれるが,本格的な利用は1928年アメリカで小切手撮影用のロータリー式カメラが開発されて以降であり,文献複写,保管スペースの節約,転記の合理化,情報検索など利用方法が発展してきている。現代の情報化社会においてマイクロフィルムの果たしている役割は大きく,撮影用カメラ,情報の検索・抽出装置と有機的に組み合わされて,一つのシステム,マイクロシステムを構成している。数値化情報を扱うコンピューターに対し,非数値化情報を処理する主役がマイクロシステムであり,(1)オリジナル情報を1/100~1/1000に圧縮するため,大量情報の小スペース蓄積が可能となり,保管・輸送コストが低減できる,(2)数十年から数百年の長期保存が可能,(3)高解像システムのため高品質な記録が可能であり,また面露光方式の入力のため正確で迅速な記録が可能,(4)縮小情報のため複製が簡単・経済的でかつ配布も容易,などの特徴をもつ。…

※「マイクロシステム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」