世界大百科事典(旧版)内のマグロはえなわ漁船の言及
【カツオ・マグロ漁船】より
…このほか自動カツオ釣り機や餌イワシを移送するポンプが開発され,設置されるようになった。
[マグロはえなわ漁船]
カツオ一本釣り漁業の裏作として冬期間だけ操業していたが,1932‐33年ころから専業船としてマリアナ,パラオ,カロリン,マーシャルの諸島方面に出漁していた。第2次大戦後,マッカーサー・ラインが撤廃され,冷凍マグロの輸出や魚肉ハム,魚肉ソーセージ原料としての旺盛な需要に支えられ,中・大型のマグロはえなわ漁船が続々と建造された。…
【漁船】より
…さお釣りのため乗組員を多く必要とするが,人手不足のため自動カツオ釣機が使用されている。(2)マグロはえなわ漁船 近海で操業する120トン以下と,380トン型を中心として700トンくらいまでの遠洋で操業するものとがあり,前者は他の漁業との兼業船が多い。船尾より投縄(とうなわ)機で投縄をするので,後部上甲板に150kmにおよぶはえなわが格納されている。…
※「マグロはえなわ漁船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」