マンスール(ウマイヤ朝)(読み)まんすーる

世界大百科事典(旧版)内のマンスール(ウマイヤ朝)の言及

【アンダルス】より

…スペイン南部のアンダルシア地方はこの呼称に由来する。アンダルスの範囲は時代によって相違し,その最大は後ウマイヤ朝の宰相マンスールal‐Manṣūr(?‐1002)の時代で,スペイン・ポルトガルの北部を除く半島の大部分を含んだ。最小はグラナダ周辺を領域とするにとどまったナスル朝(1230‐1492)の時代であった。…

【後ウマイヤ朝】より

…とくに,アラブの優れた灌漑技術による農地の拡大と農産物の量産が行われ,その集散地であるコルドバやセビリャは繁栄を極めた。幼少の君主ヒシャーム2世をめぐる宮廷内の権力闘争は,ワジール(宰相)でハージブであったマンスールal‐Manṣūr(?‐1002)の実権掌握で終わった。次いでマンスールは飽くなき対外戦争を行い,この結果同朝の領域は北アフリカの一部を含むにいたった。…

※「マンスール(ウマイヤ朝)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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