メロン父子商会(読み)めろんふししょうかい

世界大百科事典(旧版)内のメロン父子商会の言及

【メロン財閥】より

…銀行資本と産業資本の高度の結合を実現していること,政治権力との結びつきがとくに強いことなどに,この財閥の特徴がある。アイルランド移民T.メロンが,南北戦争前後,鉄,石炭の中心地として急速に膨張していたピッツバーグで金融・不動産売買業を始め,1870年私立銀行メロン父子商会T.Mellon and Sonsを設立して,メロン財閥の基礎を築いた。父子協力のもと,その資産を着実に増やすとともに,89年に設立したユニオン・トラスト社を通じて,ピッツバーグおよび西部ペンシルベニアの諸銀行を支配した。…

※「メロン父子商会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android