メーソン,L.W.(読み)めーそん

世界大百科事典(旧版)内のメーソン,L.W.の言及

【伊沢修二】より

…同年帰国,東京師範学校長として教員養成の改革に取り組む。79年建言が受け入れられ音楽取調掛(東京芸大音楽学部の前身)設立,掛長として,在米中に知ったメーソンLuther Whiting Mason(1828‐96)を教師に招き,その協力を得て《小学唱歌集》(1882‐84)を編纂(へんさん)。また日本最初の《教育学》と題する書物を刊行(1882),86年文部省編輯(へんしゆう)局長として《尋常小学読本》の作成を推進。…

【バイヤー】より

…作曲家としては今日ほとんど忘れられた存在であるが,ピアノのためのサロン風小品や編曲などが残されている。上記ピアノ教則本の日本への導入は,1880年(明治13)に音楽取調掛(東京芸術大学音楽学部の前身)の招きで来日したアメリカの音楽教育家メーソンLuther Whiting Mason(1828‐96)が20冊を持ち込んだことに始まる。以後,日本の初等音楽教育の中心となってきた。…

【ピアノ】より


【日本におけるピアノ】
 日本にピアノが伝来したのは幕末期で,シーボルトが1823年(文政6)に持参したものがおそらく現存最古のものと思われる(萩市熊谷美術館)。80年には音楽取調掛の教師として来日したメーソンLuther Whiting Mason(1818‐96)がアップライト・ピアノを持参しており,その後同掛でもアメリカからスクエア・ピアノを10台購入している。製作の面では,西川虎吉がドイツとアメリカのモデルに倣って1887年ころに作製したものが国産第1号といわれている。…

※「メーソン,L.W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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