メーラカルタ(読み)めーらかるた

世界大百科事典(旧版)内のメーラカルタの言及

【音階】より

… 南インドの理論では,7音音階をサプタ・スバラsapta svaraというが,実際には6音や5音の音階もあり,それらを包括する語はない。またすべてのラーガrāgaは,72種のメーラカルタmelakartaとよばれる7音音列に基づくと説明されている。このメーラカルタは,実際の旋律の中から,装飾的な要素や,旋律型にあたる要素を取り除いた,純粋に音列としての抽象的な音を,音高順に並べたものである。…

【ラーガ】より

…南インドでは,オクターブの下半部と上半部との二つのテトラコルドに分け,両方に違った音程のもの6種類を定め,下半部と上半部とをそれぞれ別に組み合わせて,36種類の音列をつくる。それらの第4音を半音上げた音列を別に設定し,合わせて72種の基本音列(メーラカルタmelakarta)が得られる。各ラーガは,これら72のいずれかの音列に帰属される。…

※「メーラカルタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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