ラテン植民市(読み)らてんしょくみんし

世界大百科事典(旧版)内のラテン植民市の言及

【ラテン人】より

…ローマ人も元来ラテン人の一派であり,初期の王はラテン系ないしサビニ系であったが,前7世紀末エトルリア系の王の下に都市を建設し,これは王政末期までにラティウムで最大の都市国家に成長した。このようなローマに対しラテン同盟は前496年ごろレギルス湖畔で一戦を交えたが,その後ローマとラテン人は協同で植民し,いくつかの都市国家(ラテン植民市)を築き,これらはローマの緊密な同盟国となった。前338年,再度の武力衝突(ラテン同盟市戦争)ののち,ローマはラテン人の都市のうちあるものはラテン植民市ないし独立国にとどめ,あるものにはローマ市民権を与え,これをムニキピウム(自治都市)とした。…

※「ラテン植民市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android