世界大百科事典(旧版)内のレガ族の言及
【ことわざ(諺)】より
… 無文字社会の集団・結社では,固有の規範や知識が諺で表現される場合が少なくない。コンゴに住むレガ族の社会でかつて栄えた男子結社ブワミが保管し伝承していた知識や知恵は,数千におよぶ諺にこめられていた。たとえば〈1本の指ではどんなに器用な者も土くれ一つ拾えない(結社員の団結)〉〈ヤマアラシはバナナを開墾地では食べない(守秘義務)〉〈雨期の間中,歌って過ごしたカメレオンは,サイチョウのナイフ(大きなくちばし)を持たない(勤勉性)〉等々。…
【コンゴ民主共和国】より
…木の根や実などの植物性食料の採集も行われる。 部族の文化的系統で分けると,コンゴ河口のテケ族などの北西バントゥー,コンゴ川本流に沿って分布するレンゴーラ族,ソンゴーラ族,レガ族などの赤道バントゥー,西部のコンゴ族などや,中部のクバ族などの中央バントゥー,モンゴ族やルバ族,そして東部のフンデ族やバシ族などの湖間バントゥーなどのグループに分けられる。これら諸部族は祖先崇拝に基づく宗教をもち,多彩な彫刻のマスク(仮面)や彫像,スツール(床几(しようぎ)),儀礼用の斧などの華麗な物質文化を発展させた。…
※「レガ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」