世界大百科事典(旧版)内のレクリエーション運動の言及
【レクリエーション】より
…子どもの遊びに関しては,ルソーが《エミール》のなかで,子どもの内なる自然の尊重を説いて,型にはめる教育を批判し,さらにフレーベルが遊びこそは子どもの精神の最高の状態であるとして幼稚園の創設を提唱した。遊びのなかで子どもが健全に育つという考え方は,19世紀末のアメリカで遊び場運動を生み出し,これが後のレクリエーション運動の出発点となった。 他方,資本主義の生み出した単調かつ長時間にわたる非人間的な労働に対して,労働時間の制限や労働環境の改善を求める運動がくり返され,そのなかから〈余暇権〉の思想が生まれた。…
※「レクリエーション運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」