一位細工(読み)いちいざいく

世界大百科事典(旧版)内の一位細工の言及

【高山[市]】より

…明治以後も高山県庁などが置かれ政治の中心であったが,1934年に高山本線が全通して産業が急速に発展し,周辺山地の森林資源を背景に家具,建具などの木工業が盛んになった。また300年の伝統をもつ春慶塗飛驒工(ひだのたくみ)の流れをくむという一位細工,酒造業も盛んである。宮川の両岸に発達した市街地には,国の重要伝統建築物保存区域に指定された上二之町,上三之町の町屋など城下町の古い町並みがみられ,国史跡の国分寺塔跡,高山陣屋跡,重要文化財の町家建築日下部(くさかべ)家住宅,吉島家住宅,松本家住宅,また室町時代建造の国分寺本堂,日枝神社,照蓮寺,大雄寺などの古社寺も多い。…

※「一位細工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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