世界大百科事典(旧版)内の一顆印の言及
【住居】より
…建物の外観は白しっくい壁で高い卯建(うだつ∥うだち)をみせ,室内は軒という各種の蛇腹化粧天井で変化をもたせ,梁などの部材にも彫刻が駆使される。
[雲南の一顆印]
雲南省の昆明を中心に周辺の地方に分布する住居形式で,2階建ての周壁による真四角な外形のあたえる印象から〈一顆印〉の名がある。正房が間口3間,東西の耳房(華北の廂房に相当)が各2間の〈三間四耳〉式の三合院のほか,耳房が3間のものや,前面に向い部屋を加えた四合院もある。…
※「一顆印」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」