丁場回り(読み)ちょうばまわり

世界大百科事典(旧版)内の丁場回りの言及

【髪結】より

…町中に店をかまえても髪結店(みせ)といわず,髪結床と呼ばれるのはこのためで,《浮世床》や《江戸繁昌記》が描いているように,髪結床は町の社交場でもあった。このほか髪結は,鬢盥(びんだらい)と呼ばれる道具箱をさげ,得意先を訪れて仕事をする丁場(ちようば)回りという営業も行った。 髪結にはまた一銭職(いつせんしよく)という異称があった。…

※「丁場回り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」