七ツ大夫(読み)ななつだゆう

世界大百科事典(旧版)内の七ツ大夫の言及

【喜多七大夫】より

…堺の目医者内堀某の子(《近代四座(よざ)役者目録》)。1595年(文禄4)2月,10歳のとき〈金剛方七ツ大夫〉として興福寺薪猿楽に出演(〈薪能番組〉)したのが文献上の初出。七ツ大夫の名は,幼少から能をよくしたことによるあだ名らしい。…

【喜多流】より

…流祖の北七大夫長能(ながよし)(1586‐1653)は,堺の眼医者の子で,幼少のころから能に巧みであった。7歳で器用に能を舞ったことから〈七ツ大夫〉と呼ばれた天才。豊臣氏の後援で金剛座に加えられ,10歳の1595年(文禄4)には金剛方七ツ大夫として記録に見え,十代で金剛大夫弥一の養子となったらしく,元服後,金剛三郎を名のり,金剛大夫として活躍した。…

※「七ツ大夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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