《七化狂詩》(読み)ななばけきょうし

世界大百科事典(旧版)内の《七化狂詩》の言及

【変化物】より

…名称の由来は妖怪変化がさまざまに姿をかえるという意味から出ている。元禄期(1688‐1704)の女方水木辰之助が1697年11月京の都万太夫座で,《七化狂詩(ななばけきようし)》として,犬,業平,老人,小童,六方,藤壺,猩々(しようじよう)を演じて大当りをとったのにはじまる。〈怨霊事〉の系譜をひくもので,以後佐渡嶋長五郎の《七化曲》(1708),榊山助五郎の《紅梅百夜車(こうばいももよぐるま)》(1711)などがある。…

※「《七化狂詩》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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