七撥(読み)ななつばち

世界大百科事典(旧版)内の七撥の言及

【音取】より

…音取は,六調子それぞれの旋り(めぐり)(旋律の動き方)のもっとも特徴的な部分によってできているため,そのあとに演奏する曲が属する調子の雰囲気をあらかじめ用意する効果をもっているが,元来は,楽器の状態を調べる作法であったといわれている。なお,音取という言葉は管楽器に関連して用いられるのが本来で,上記の音取においても,両弦の声部は七撥(ななばち∥ななつばち),爪調(つましらべ)という。そのほか,雅楽には,舞楽で用いられる音取として《沙陀調音取》《迦陵頻(かりようびん)音取》《抜頭(ばとう)音取》《還城楽(げんじようらく)音取》(以上唐楽),《小(こ)音取》《高麗平調(こまひようぢよう)音取》《高麗双調音取》(以上高麗楽)などがある。…

【音取】より

…音取は,六調子それぞれの旋り(めぐり)(旋律の動き方)のもっとも特徴的な部分によってできているため,そのあとに演奏する曲が属する調子の雰囲気をあらかじめ用意する効果をもっているが,元来は,楽器の状態を調べる作法であったといわれている。なお,音取という言葉は管楽器に関連して用いられるのが本来で,上記の音取においても,両弦の声部は七撥(ななばち∥ななつばち),爪調(つましらべ)という。そのほか,雅楽には,舞楽で用いられる音取として《沙陀調音取》《迦陵頻(かりようびん)音取》《抜頭(ばとう)音取》《還城楽(げんじようらく)音取》(以上唐楽),《小(こ)音取》《高麗平調(こまひようぢよう)音取》《高麗双調音取》(以上高麗楽)などがある。…

※「七撥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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