万関地峡(読み)まんせきちきょう

世界大百科事典(旧版)内の万関地峡の言及

【浅茅湾】より

…浅海湾とも記す。長崎県対馬の中央部に,湾口を西方の朝鮮海峡へ開くリアス式の深い湾入。古くは帆船の風待ちに利用された。大小の島々や樹枝状にのびる岬と入江,そこに浮かぶ真珠養殖のいかだなどがあやなす景観は壱岐対馬国定公園の中心の一つである。《万葉集》に詠まれた東岸の浅茅(あさじ)山(大山岳,188m)や古代朝鮮式山城の南岸の城山(276m)が格好の展望所である。東側の対馬海峡を隔てる大船越地峡は,1672年(寛文12)に宗氏が開削し,また久須保(くすぼ)(万関)地峡は日本海軍が艦船の通航のため,1900年に運河を掘った。…

※「万関地峡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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