三つ折れ人形(読み)みつおれにんぎょう

世界大百科事典(旧版)内の三つ折れ人形の言及

【人形】より

…奈良春日神社の檜物職,岡野松寿が春日神社の祭礼に飾る人形にならって製作したといわれる。〈三つ折れ人形〉は前記の裸人形のうちの高級品で腰,膝,足首が曲がり,座ることもできた。
[人形の製作者]
 古代から江戸時代までの人形の製作者については,容易に知ることができない。…

【やまと人形】より

…髪はおかっぱで和服が着せてある。江戸時代初期からたいてい裸のままで売られたので裸人形と称し,やがて手の動くものから,さらに三つ折れ式に腰や膝頭,足首などが折れる精巧なものが作られ三つ折れ人形などと称した。これに衣装を着せたものを江戸ではただ〈人形〉,京坂では〈市松(いちま)人形〉とも呼んだ。…

※「三つ折れ人形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」