世界大百科事典(旧版)内の三世説の言及
【公羊学】より
…しかし,公羊学を最も重んじて政治変革の理論的根拠としたのは,戊戌(ぼじゆつ)変法(1898)の指導者,康有為である。彼は公羊学の三世説を《礼記(らいき)》礼運篇の拠乱世,小康世,大同世に配当し,さらに西欧の社会進化論を結びつけて3段階の歴史発展を考え,立憲君主政体を実現することにより当面の拠乱世から小康世への展開をめざした。しかし守旧派のクーデタにより変法運動は失敗に終わった。…
※「三世説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」