三会の已講(読み)さんえのいこう

世界大百科事典(旧版)内の三会の已講の言及

【維摩会】より

…探題,講師,読師,精義者,問者を立て,竪義(りゆうぎ)者(竪者(りゆうしや∥りつしや))の経義を批判して及落を判定し,諸寺より聴衆が聴聞参席した(竪義)。摂関政治確立以降は勅使が派遣されることになり,839年(承和6)には当会の講師が明年の宮廷御斎会と薬師寺最勝会の講師となる制度が決まり,三会の講師を遂行した僧は〈三会の已講(いこう)〉と称し,僧綱に任ぜられることになった。だが平安時代中期以降になると,門閥政治の余波をうけ,貴族出身の若輩の子弟が藤原氏の長者宣により老僧を超えて竪義・講師に任命され,形式化の一途をたどることとなった。…

※「三会の已講」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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