世界大百科事典(旧版)内の三具足の花の言及
【三具足】より
…押板(床の前身)に三幅一対あるいは五幅一対の掛軸をかけ,その前に折卓(おりしよく)を置き,卓上には中央に香炉を,向かって左に花瓶を,右に鶴亀の燭台を置き合わせる。この飾り法式がさらに展開すると,花瓶には,常盤木である若松や季節の草花を取り合わせて飾る様式が生まれ,独立した〈三具足の花〉形式へと進展した。この〈花〉は〈立花(たてはな)〉を意味し,やがて立花(りつか)構成法の根本原理,すなわち〈右長・左短,前短・後長〉などの枝くばり法とされた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」