三具足の花(読み)みつぐそくのはな

世界大百科事典(旧版)内の三具足の花の言及

【三具足】より

…押板(床の前身)に三幅一対あるいは五幅一対の掛軸をかけ,その前に折卓(おりしよく)を置き,卓上には中央に香炉を,向かって左に花瓶を,右に鶴亀の燭台を置き合わせる。この飾り法式がさらに展開すると,花瓶には,常盤木である若松や季節の草花を取り合わせて飾る様式が生まれ,独立した〈三具足の花〉形式へと進展した。この〈花〉は〈立花(たてはな)〉を意味し,やがて立花(りつか)構成法の根本原理,すなわち〈右長・左短,前短・後長〉などの枝くばり法とされた。…

※「三具足の花」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android