三十六貝仙(読み)さんじゅうろっかいせん

世界大百科事典(旧版)内の三十六貝仙の言及

【貝】より

…貝の美しさ,形に魅せられて,《万葉集》以来,多くの詩歌に貝が詠みこまれている。そして江戸時代には三十六歌仙にならって収集した貝から三十六貝仙が選ばれて,歌と標本が並べられた。〈松山のまつが浦かぜふきよせばひろひて忍べ恋忘れ貝〉(忘れ貝),〈春たてばかすみのうらのあま人はまづ拾ふらんさくら貝をや〉(桜貝)などがそれである。…

※「三十六貝仙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」