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三業惑乱 さんごうわくらん

大辞林 第三版の解説

さんごうわくらん【三業惑乱】

江戸時代、浄土真宗本願寺派に起こった教義理解をめぐる紛争。学林の学僧を中心に、身口意の三業をあげて帰仏の儀式を行うことが必要であるとする三業帰命の学説が広がったが、それを異端とする主張が生じて対立した。宗派内では解決できず、1806年幕府の裁断で三業帰命は異端説と定められた。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の三業惑乱の言及

【異安心】より

…秘事法門では,1767年(明和4),江戸市中に土蔵秘事があり,幕府の取締りをうけた。63年(宝暦13),西本願寺7代能化功存が著した《願生帰命弁》を発端として起こった〈三業(さんごう)惑乱〉は,教団を二分する大紛争に発展し,幕府寺社奉行の糺問により1806年(文化3)ようやく決着をみたが,異安心史上,最大の紛乱であった。このように真宗において異安心問題が頻発したのは,他宗派にくらべて同宗が教権の確立と信仰の純粋化を強く希求したからといえよう。…

※「三業惑乱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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