三次性徴(読み)サンジセイチョウ

デジタル大辞泉 「三次性徴」の意味・読み・例文・類語

さんじ‐せいちょう【三次性徴】

第三次性徴

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の三次性徴の言及

【雄】より

…しかし,遺伝的に雄であっても,下等生物では,環境条件や発生途中で性が転換するものがあり,またアオミドロや魚のベラやハナダイのように個体の性が相対的にきまるものもいるため,生物学的には雄に共通な性質(雄形質という)をより多くもった個体を雄という。雄形質とは,精子をつくる精巣(一次性徴),輸精管や貯精囊など生殖腺付属器官(二次性徴),そして雌とはちがう雄に特有の外形(三次性徴)をいう。脊椎動物,特に哺乳類では,雄の一次性徴には,いくつかの遺伝子,特にH‐Y抗原に関する遺伝子が,二次性徴には雄性ホルモン(アンドロジエン)が関与しており,近年その解析が活発にすすめられている。…

【性】より

…さらにヒトではこのような生物学的な性別によって,社会的に期待される態度,行動,意識,服装などが違っているのがふつうで,これを性役割と呼んでいる。生物学的に決定されている一次・二次性徴に対して,社会的に規定されて身につけられるこのような特徴を三次性徴と呼ぶこともある。もっとも,社会が男女それぞれに期待する性役割は,時代,地域,社会階層など,文化によって大きな相違がある。…

【性徴】より

…雌雄異体の動物で,雌雄の性を判別する基準となる形質をいう。生殖腺(性腺)の特徴を一次性徴,それ以外の体の性別を示す形質を二次性徴,行動などの性差を三次性徴と呼ぶ。生殖腺以外の体の形質を分けて,生殖輸管などの付属器官(輸精管,前立腺,貯精囊,輸卵管,子宮,腟など)および外部生殖器(陰茎,陰核など)の特徴を二次性徴とし,それ以外の体の形や色などの特徴を三次性徴とすることもある。…

※「三次性徴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android