三町問屋(読み)さんちょうどんや

世界大百科事典(旧版)内の三町問屋の言及

【雑喉場】より

…市場商人数は,元禄ころ32人,享保・元文ころ(1730年代)50人余,1772年(安永1),翌年から冥加銀,年9貫目ずつ上納することで問屋株の結成が許され,84人の生魚市場独占となった。 しかし分かれた塩魚仲間は,新靱町・新天満町・海部堀川町のいわゆる三町問屋として,塩魚・干魚・鰹節などの取扱いから,近世中期には生魚の市立ても行うに至って,雑喉場と三町問屋との間に紛議が起こり,81年(天明1)大坂町奉行のもとで訴訟となった。大坂町奉行はそれぞれ株仲間固有の従来の取り扱う生魚類と塩魚類の区分を固守するよう決裁した。…

※「三町問屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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