世界大百科事典(旧版)内の三社領の言及
【一国平均役】より
…これらの賦課は,それぞれの税目によって全国的・地域的・一国的範囲のちがいはあったが,多く国衙の土地台帳記載の田数を基準としていた。ただ一国平均賦課といっても現実には社寺領(官省符荘),のちには三代御起請の地,三社領(伊勢神宮・石清水八幡宮・賀茂神社領)などが免除されることが多かった。また中世後期になると,その賦課基準田数も鎌倉後期にほぼ固定化した各国大田文記載のそれに限定され,一国平均賦課の実質的意味も薄れる。…
※「三社領」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」