《三等船室》(読み)さんとうせんしつ

世界大百科事典(旧版)内の《三等船室》の言及

【スティーグリッツ】より

…なお,スティーグリッツは,24年にオキーフと結婚している。このようにして写真を一つの独立した芸術として確立しようとしたスティーグリッツは実作においても,《三等船室》(1907)や雲を撮った《エクイバレント(等価物)》(1923)というシリーズなどで,それまでの写真がもちえなかった対象と表現をもたらした。彼が唱えた〈ストレート・フォトグラフィー〉〈スナップショット(スナップ写真)〉という主張にしても,絵画的写真を否定することよりも,それをもつつみながら写真というもののより大きなパースペクティブを主張したものであったと考えることができる。…

※「《三等船室》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む