世界大百科事典(旧版)内の《三綱行実図》の言及
【儒教】より
…冠婚葬祭を中心に生活様式が儒式化され,両班家庭における《朱子家礼》や農民における〈郷約〉の励行を通して儒教は社会生活に深く根を下ろした。国家は《三綱行実図》をつくって孝子,忠臣,烈女の顕頌を行い,ハングル訳を付して庶民の教化に努めた。 しかし朝鮮儒教にも以上の性理学(道学),党争,礼学中心の儒教とはちがう新しい学風としての実学が18世紀に開花する。…
※「《三綱行実図》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」