世界大百科事典(旧版)内の三講の言及
【最勝会】より
…《最勝王経》の盛行はすでに奈良時代からみられるが,最勝会のほか最勝講と称して,国家の安泰,天皇の長寿を祈願する法会が,1002年(長保4)から毎年5月の吉日を選んで5日間,宮中で釈迦を本尊とし毘沙門天,吉祥天を脇侍として,東大,興福,延暦,園城の4寺の学僧を招いて行われ,恒例化した。仙洞(せんとう)最勝講,法勝寺最勝講とともに三講の一つに数えられたが,南北朝期以後衰退した。【堀池 春峰】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」