上海紡績(読み)しゃんはいぼうせき

世界大百科事典(旧版)内の上海紡績の言及

【在華紡】より

…中国において日本資本が経営した紡績業。三井物産上海支店が1902年興泰紗廠買収を主導してこれを上海紡績に改組し,その経営を引き受けたのをはじめとして,11年にはやはり商社の内外綿会社が上海に工場を建設して進出した。第1次世界大戦で巨額の利潤を蓄積した紡績会社は,賃金コスト上昇による太糸輸出の困難化という状況の下で,19年の中国綿糸布輸入関税引上げと国際労働機関(ILO)による深夜業禁止の不可避化とを契機に,大日本紡績,東洋紡績(のち裕豊紡績として独立),鐘淵紡績(子会社上海製造絹糸)などの有力各社が相次いで上海,青島に進出した。…

※「上海紡績」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android