不破名古屋物(読み)ふわなごやもの

世界大百科事典(旧版)内の不破名古屋物の言及

【名古屋山三郎】より

…歌舞伎の流行とともに,山三郎をお国歌舞伎の演出者とし(《懐橘談(かいきつだん)》),あるいは夫婦の共演者とする(《雍州府志》《貞丈雑記》など)などの俗説が巷間に流布していった。山三郎が浄瑠璃にとりあげられたのは江戸の土佐少掾正本《名古屋山三郎》(延宝ごろ上演)が最初で,山三郎が傾城葛城をめぐって不破伴左衛門と争うというもので,後の不破名古屋物の先蹤となった。この影響下に1680年(延宝8)3月(ただし座組からは貞享年間か)江戸市村座において歌舞伎《遊女論》が上演され,初世市川団十郎の不破,村山四郎次の山三郎,伊藤小平太の葛城で大当りであった。…

※「不破名古屋物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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