世界大百科事典(旧版)内の不静定次数の言及
【骨組構造】より
…ただし,これは平面骨組みに関するものである。いま,支点も含めて節点の数をk,支点反力の数(固定支点では3,ピン支点では2,ローラー支点では1と数える)をn,部材の数をs,剛節接合材数(節点において,一つの部材に剛に接合されている部材端の総数)をrとするとき,(1)2k>n+s+rのときは不安定,(2)2k=n+s+rのときは安定かつ静定,(3)2k<n+s+rのときは安定かつ不静定(このときn+s+r-2kを不静定次数という)である。ただし(1)のときには必ず不安定となる(十分条件)が,(2),(3)は必要条件であって,上式を満足しても不安定の骨組みは存在しうる。…
※「不静定次数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」