丐頭(読み)かいとう

世界大百科事典(旧版)内の丐頭の言及

【乞食】より

…貴賤の観念からすると,〈娼,優,隷,卒〉すなわち娼妓,俳優,小役人,兵卒が賤流とされたのに対して,こじきは社会的にその範疇にはいらないが,決して敬われる存在ではなかった。 古くからその社会にもギルドに似た組織があり,頭目は〈丐頭〉〈団頭〉と呼ばれた。一説には,明の太祖が難民を統制するため,その手形として皇帝をあらわす黄色のふさのついた棒を与えたのに始まるといわれ,こじきの側でも,なにがし皇帝は立身出世する前はこじきだったので,とくにその恩沢をうけて今にいたるというように,組織の沿革を説くこともあった。…

※「丐頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む