世界大百科事典(旧版)内の世代斜行の言及
【親族名称】より
…グディナフWard H.GoodenoughやラウンズベリーFloyd G.Lounsburyは親族名称を,親族関係者という意味領域が比較的多数の語彙によって範疇化される民俗分類の体系であるとして,各語彙に中心的意味を設定し,多義的名称も限られた拡大・還元の規則によって構成されるとした。ラウンズベリーによれば,クロウ・オマハ両類型は世代斜行(異世代の親族的範疇が一つの名称でくくられる形式)の規則によってそれぞれ4亜型に分類されるという。世代の斜行が話者と同世代に限られるもの(I型),同世代と上位世代におこるもの(II型),同世代と下位世代におこるもの(III型),すべての世代におこるもの(IV型)がそれである。…
※「世代斜行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」