世界大百科事典(旧版)内の世帯台帳の言及
【寄留】より
…しかし,日露戦争後の日本社会の発展は,より整備された寄留制度を要求したので,前述の1914年の寄留法と寄留手続令が制定された。さらに第2次大戦における総動員体制は,物資の配給制度等の実施のため,世帯のより正確な把握を必要としたので,40年ころから市町村は世帯台帳を作成するに至った。51年の住民登録法は,これを法制化し,寄留法を廃止した。…
【戸籍】より
…1871年の戸籍法以来,戸籍制度の一部をなした寄留制度は,ここに独立の法律をもって規定されるに至った。しかし寄留制度もまた戦時体制の要求,とくに物資配給制度などのための住民の把握の要求にこたえることができなかったため,1940年ごろから多くの市区町村は世帯台帳を作成した。これが51年の住民登録法(1967年の住民基本台帳法により全面改正)の先駆となった。…
※「世帯台帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」