世界大百科事典(旧版)内の世界医師会倫理綱領の言及
【人体実験】より
…医薬品開発における臨床試験の段階で,薬品会社の社員や精神病院入院患者などを対象に人体実験が行われた。条件が確定していない臨床試験には,つねに人体実験的な要素がつきまとうので,医学や薬学関連領域での臨床研究についても,世界医師会が1964年にヘルシンキ宣言(世界医師会倫理綱領)を作成している。これでも,ニュルンベルク綱領と同様に〈被験者に対する完全な説明と,そののちの自由意志による同意〉が基本原則になっている。…
※「世界医師会倫理綱領」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」