並進対称(読み)へいしんたいしょう

世界大百科事典内の並進対称の言及

【結晶】より

…このように,結晶を微視的に見ると,周期が通常10-6~10-8cm程度の格子構造を形成している。
【結晶の微視的対称】

[並進対称]
 結晶格子は結晶の構成単位がそれに従って一定間隔で互いに平行に配列する枠であるから,結晶構造を限りなく広がったものと理想化して考えれば――肉眼で見える大きさの結晶の中には莫大な数の構成単位が含まれているから,結晶の内部構造を考える限りは,構成単位の繰返しは無限であるとしても大きな誤差を与えない――,結晶格子の任意の2格子点間のベクトルに相当するだけ結晶構造全体を平行移動しても,その結果は移動前のものとまったく区別がつかない。このことは結晶構造が三次元の並進対称(平行移動を対称操作とする対称)をもっていることであり,この並進対称を具体的に表す結晶格子は結晶構造の対称要素の一種である。…

※「並進対称」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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