中ノ子吉兵衛(読み)なかのこきちべえ

世界大百科事典(旧版)内の中ノ子吉兵衛の言及

【博多人形】より

…正木家は以後,代々藩の御用焼物師としておもに実用品製作の家業を受け継いだ。文政年間(1818‐30)4代宗七のとき親交のあった人形師,中ノ子吉兵衛が宗七焼の陶芸の技法を生かして土人形を製作し,今日の博多人形の始祖となった。彼は木彫りの名手,牧牛軒利治に彫刻の技を習い,良質の粘土にも恵まれたうえ,藩から玩具人形製作の許可を得て,1850年(嘉永3)には節句用素焼着色の大型雛,兜人形などを売り出して好評を博した。…

※「中ノ子吉兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android