《中世的世界の形成》(読み)ちゅうせいてきせかいのけいせい

世界大百科事典(旧版)内の《中世的世界の形成》の言及

【石母田正】より

…48‐81年法政大学教授。戦時中に執筆し,1946年刊行した〈《中世的世界の形成》〉は,古代から中世への変革過程を実証的理論的に描き出したみごとな歴史叙述で,戦後歴史学の起点としての古典的地位をもつ。その後〈《古代末期政治史序説》〉(1956),〈《平家物語》〉(1957),〈《日本の古代国家》〉(1971)など,次々に多彩な業績を発表,とくに〈《日本の古代国家》〉は東アジア史の全体動向のなかに日本の古代を位置づけるという方法を確立,今日に至る研究の枠組みをつくった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」