世界大百科事典(旧版)内の中和反応の言及
【化学反応】より
…酸塩基反応は反応体の間でプロトンH+を授受する反応で,プロトンを放出するものが酸,プロトンを受け取るものが塩基である。たとえば反応, HCl+KOH―→KCl+H2Oでは,次の一連の変化, HCl―→H++Cl-,KOH―→K++OH-, H++OH-―→H2Oが起こっており,HClは酸,KOHが塩基で,この型の反応を中和反応という。 無機化合物ではイオンの関与する反応が多いが,有機化合物ではイオン反応もラジカル反応も起こる。…
※「中和反応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」