《中国の科学と文明》(読み)ちゅうごくのかがくとぶんめい

世界大百科事典(旧版)内の《中国の科学と文明》の言及

【中国科学】より

…1500年以前においては中国の科学技術は,多くの点でヨーロッパより進歩していたとも考えられ,その成果のいくつかはイスラム諸国を通じてヨーロッパに伝わった。こうした観点は《中国の科学と文明》という大著を書いたJ.ニーダムによっても取り入れられ,ニーダムは1500年以前に重点をおいて中国で発達した科学技術の成果を記述した。
[中国の科学とヨーロッパ]
 周知のように紙,印刷術,磁石,火薬は中国人によって最初に発明ないし発見されたものであり,これらの発明・発見がヨーロッパに及ぼした影響は甚大なものであった。…

※「《中国の科学と文明》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」