世界大百科事典(旧版)内の中実車輪の言及
【車】より
…そこで,才覚のある人々が1対の短いローラー(円板)の中心を通る1本の軸棒を差しこむような実験を幾度も繰り返したあげく,ついに円板状の車輪を発明して,それを荷台に取り付けて今日の二輪車また四輪車の祖先が生まれたにちがいない。 したがって最初の車輪は,太い丸太を輪切りにした一枚板の中実車輪で,前3000年ころにはオリエントなど古い地域で使われたと思われる。しかし本格的な中実車輪は,前2500年ころのメソポタミアにみられるもので,3枚板を横木でつなぎ合わせて1個の中実車輪をつくったものである。…
※「中実車輪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」